第13回世界森林・林業会議(WFC2009)が先月18-23日の日程でアルゼンチンのブエノスアイレスにて行われました。
参加人員は世界160カ国の7100名という大きな会議です。この会議は1926年にローマで開催されて以来、6年毎に違う国で行われてきました。
 
この会議は政府、大学、市民社会及び民間セクターが意見交換をし、あらゆるレベルの責任者に提言できる場を提供しています。
会議は世界の森林と林業の現状の概観が発表される場でもあり、政策決定者、一般人、ステークホルダーなどの間でこれらの問題の傾向の理解と認識の向上、及び政策の立案ができる機会としておこなわれています。
会議に実行機能はなく、助言機能を主として、参加者は個人として参加します。提言の実施はそれらの対象である政府、国際機関、学術機関、森林所有者などの責任です。結果はFAO総会に送られ、会議の宣言の決議採択が検討されます。
このような名誉あるイベントからは質の高い論文が出され、政府や国際機関への権威ある政策・技術的な提言に関する幅広いコンセンサスは世界的に認識されています。
 
この会議において、当研究所の清藤城宏先生が「協働による富士山の森の再生」について発表されました!!
(写真は会議での発表の様子)