四方の峰峯が種々彩られ、華やかな実りの季節となりました。皆様いかがお過ごしでしょうか?

 林学研究者や静岡県の林業家の有志、東京農業大学造林学研究室のOBなどにより、今年4月に任意団体として発足した富士森林施業技術研究所は、その活動範囲を拡げるべく、今秋「NPO法人格」を取得しました。

 NPO法人は、誰もが自由に参加・発想・行動することが出来、世の中に広く情報公開していくという性質を持っています。活動の自由度が高く、法人としての信用や責任も兼ね備えており、我々の活動スタイルに適合していると考え、今回のNPO法人化に到りました。

 富士森林施業技術研究所は、新しい林業のかたちをみんなで語らい、創造する空間だと思ってください。多面的な機能を持つ森林の無限の可能性を、少しづつ具体的にしていくことで「新しい林業の未来」が開けることを期待しています。

 日本林業の現状を何とかしたいと願う人々のこの小さな繋がりが、やがて大きな力となったとき、美しい人工林を未来へ繋いでいくことが出来るのではないかと考えます。

 参加資格に関しては、特別な制限はありません。会費制となっていますが、活動に興味を持った人であれば、どなたでも参加して頂く事が出来ます。募集要項につきましては、近々、富士森林施業技術研究所のホームページにて、詳しく発表する予定でおります。

 今後は、特定非営利活動法人・富士森林施業技術研究所として林業界の活性化を目指し、様々な事業を展開し、世の中に多くの森林・林業に関する情報発信を行っていこうと考えております。

 皆様のご支援・ご協力をよろしくお願いします。

 

特定非営利活動法人富士森林施業技術研究所 理事長 河原輝彦