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積み木からはじまる森づくり・終了レポート

2月6日に行われた、甲州市里山創造推進協議会主催の公開シンポジウム「積み木から始まる森づくり」が大盛況のうちに終了しました!

シンポジウムは東京農業大学森林総合科学科の宮林茂幸教授による、「里山の保全と利用」という特別講演に始まり、財団法人オイスカ山梨県支部の幼児緑育研究会による「積み木広場」、地元山梨の木工屋さんによる家具などの展示といった盛りだくさんの内容でした。

宮林先生の特別講演では、赤ちゃんが生まれて初めて手にするものが積み木などの木製品かプラスチックや金属かで大きな影響があるというお話から始まり、やはり日本人の木の文化を再構築して、国産材の活用をなお一層強化して行くことが重要だと、熱く語っていただきました。

参加した関係者は特別講演を受けて、環境問題の最前線は森林・林業が担う部分が大きく、我々が頑張っていかなければならないといった声が多数聞かれました。

 

子どもたちはたくさんの積み木を前に大はしゃぎ。思い思いの作品を作り上げていました。積み木を通して学ぶ森のストーリーは、とてもわかりやすく参加者の皆さんも大絶賛でしたっ!!

参加者の皆様、甲州市里山創造推進協議会の関係者の皆さんなど、本当にありがとうございました!

積み木からはじまる森づくり

当研究所も参画しております、甲州市里山創造推進協議会主催のシンポジウムが下記の通り開催されます。

皆さま奮ってご参加ください!

日 時:2月6日(土) 午後1:30〜4:00
場 所:萩原山恩賜林記念館(甲州市塩山上於曽1093)
対 象:市民、就学前の子どもと保護者など
参加費:無料
 
積み木で遊ぼう 幼児緑育研究会
特別講演 宮林茂幸 東京農業大学教授 
        テーマ 「里山の保全と利用」
活動紹介 岸いず美 幼児緑育研究会会長 (山宮保育園副園長)
         「子どもの心に緑の種をまこう」 〜人づくり・心づくり・森づくり〜
 
その他、山梨県の県産材で製作した机、家具、パネル等の展示があります!
 
申し込みは、甲州市役所管財課および財団法人オイスカ山梨県支部まで。 
 
 

ニホンジカの大群。

私たちが生きていくために必要な生き物の多様性。

静かな山村の夜は、その住民数を遥かに上回るニホンジカの大群が縦横無尽に走り回っています。

ニホンジカが増えた原因は、様々な説があります。

現実問題として、ニホンジカによる森林の構造・更新・種組成に及ぼす影響が顕著なものとなっています。

機会があれば、ニホンジカの存在を感じてみてください。

撮影:石井徹尚氏 撮影地:静岡県朝霧高原

明けましておめでとうございます。

新春のお喜び申し上げます。

本年もどうぞよろしくお願い致します。

第13回 世界森林・林業会議(WFC2009)

第13回世界森林・林業会議(WFC2009)が先月18-23日の日程でアルゼンチンのブエノスアイレスにて行われました。
参加人員は世界160カ国の7100名という大きな会議です。この会議は1926年にローマで開催されて以来、6年毎に違う国で行われてきました。
 
この会議は政府、大学、市民社会及び民間セクターが意見交換をし、あらゆるレベルの責任者に提言できる場を提供しています。
会議は世界の森林と林業の現状の概観が発表される場でもあり、政策決定者、一般人、ステークホルダーなどの間でこれらの問題の傾向の理解と認識の向上、及び政策の立案ができる機会としておこなわれています。
会議に実行機能はなく、助言機能を主として、参加者は個人として参加します。提言の実施はそれらの対象である政府、国際機関、学術機関、森林所有者などの責任です。結果はFAO総会に送られ、会議の宣言の決議採択が検討されます。
このような名誉あるイベントからは質の高い論文が出され、政府や国際機関への権威ある政策・技術的な提言に関する幅広いコンセンサスは世界的に認識されています。
 
この会議において、当研究所の清藤城宏先生が「協働による富士山の森の再生」について発表されました!!
(写真は会議での発表の様子)
 

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